水濡れ・浸水・水没

ま ず、iPhoneの電源が入っていて操作ができる場合は電源を切って下さい。 そして、イヤホン・充電端子・スピーカー部分、加えてSIMトレイを外して可能な限り水分を拭き取ってください。 (※水分が内部に入り込むのを避けるためiPhone本体を振ることは避けてください) 充電/パソコン接続/ドライヤーでの乾燥は、本体内部の腐食を促すことになりますのでお控え下さい。 そして、もし海水・トイレ・ジュースなどで濡れてしまった場合は、iPhoneを水道水で洗い流してください。 不純物の多い液体は、水道水よりも腐食が早いためです。 さらに、可能であれば乾燥材と共にジップロックなどに入れる等の方法で保管されることをお薦めいたします。

【水没してから不具合が発生するまで】

iPhone が水没すると、すぐに使えなくなることもあれば、一定期間何ごともなく使用できる場合があります。これは、液晶パネルの背面に付着する水分が少ない場合に 起きやすいケースです。但し、一定期間を経過すると、徐々に液晶操作ができなくなったり、最終的には電源が入らなくなります。これは、本体内部に水分を含 んだ状態で操作を続けることで、本体内部の金属部分が熱を持ち、酸化鉄として錆(サビ)を発生させやすくします。これを繰り返すことで錆の発生(腐食)が 進んでいき、正常に電気が通らなくなります。この時点でiPhoneは使えなくなります。この一連の流れが、水没から実際に使えなくなるまでにタイムラグ がある原因となります。
その為、水に濡れた後、何ごともなく使用ができる状態であったとしても、早めの対処を強くお薦めしております。

【修復率について】

当店の水没修理における復旧率についてご説明いたします。 水没当日の修復率は80%程度で、1週間以内で65%程度、1か月経過で50%程度となっております。 また、海水などの不純物を多く含む水に濡れた場合は、復旧率が10~20%程度下がります。