バッテリー不具合


iPhoneの修理依頼のなかでガラス割れ・液晶破損に続いて最も多いのが、バッテリー交換のご依頼です。
iPhone5まではバッテリー持続がよくないのですが、1日持たないどころか「2~3時間くらい使っただけでバッテリーがゼロになる」といった状態まで悪化すると、バッテリーを交換することで復旧できます。 修理時間は平均10分程度で、受付と動作チェックの時間を入れても計20分程度です。

【症例1】充電持が持続しない!

最も多くいただくご相談で、2~3時間しかバッテリーが持たないという場合です。なかには、1時間使っただけで充電がゼロになるというケースもあります。
リ チウムイオン電池は、消耗品なので、充電を繰り返すことによって充電できる容量が減っていきます。iPhoneの場合は、充電回数が500回を超えたころ から、容量の減少が始まるとされています。お客様のご使用状況にもよりますが、1日1回100%充電した場合では、1年と2ヶ月程度でバッテリーの劣化が 始まるという計算になります。
そのため、一定期間を使用していくと充電の持続が著しく低下します。

【症例2】残量の表示がおかしい!

バッ テリーの残量メーターの表示が、70%からいきなり30%に変わったり、いきなり電源が切れてしまったりすることがあります。これは、メーター表示が狂っ てしまっていて、バッテリーの劣化が原因ではなく、ソフトウェアの不具合で発生している場合もありますので、まずはソフトウェアアップデートを行われた上 で、ご来店いただければと思います。 

【症例3】電源がいきなり切れる!

バッテリーの残量が十分ある状態にも関わらず、電源が突然切れてしまう場合、バッテリーが再起動(ON/OFF繰り返し)を起こしてしまっていることが原因であれば、バッテリーの交換によって修復することができます。 

【症例4】充電中にiPhoneが熱くなる!

充電中に本体が高熱状態になるケースがあります。バッテリー内部の電圧が上がってしまっていることが考えられます。電圧が上がる原因は、バッテリー 側にあるというよりも、基盤(マザーボード)側に問題がある可能性が高いため、この状態に陥った際は買い替えも選択肢に入れて検討される必要があります。